おしゃれな足元

江戸時代の江戸市民は、おしゃれは小粋に決めるという
暗黙の美意識があったようで、羽織の影からチラッと
覗く裏地に刺繍がなされていたり、足袋の留め金に
さりげなく自分の屋号が押し付けられていたり。それが
粋なお洒落だということだそうです。日本の侘びさびというか
奥ゆかしさを感じさせますよね。それを彫金する職人にも
ステータスがあったようで、たとえば
「深川の彫師、銀二に彫ってもらったキセルだ。。。」
なんて言ったらもうそれは今で言うところのシャネルや
エルメスなんてもんじゃなくもっと小粋で洒落たものだったのでしょう。
特に足袋の留め金にこだわる人は大店のご隠居さん
などで、さしずめ今なら企業の会長さんってところでしょうか。
江戸時代に、見えないお洒落をするのがステータスとされていた
日本の江戸という都市はやはり世界に冠たる大都市
だったんでしょうね。
現代もヨーロッパの成功者は見えないお洒落をするようですが
それが数百年も前に確立されていた日本には誇らしい
思いを抱きます。

関連記事一覧